2017.05.05 11:20浅い呼吸では、胸腔と腹腔を分ける筋肉の束である横隔膜が十分に下方向に動かないので、肺が腹部へ向かって完全に拡張しない。その結果、細胞に酸素を運ぶ細かい血管で満ちた肺の下部がほとんど酸素を受け取れなくなる。不十分な酸素の取入れを補おうとして心拍数と血圧が上昇し、心臓血管系が過剰に働く。対照的に、深い腹式呼吸では、横隔膜が自由に力強く下方向に動くので、肺の...